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2005年08月25日

漫画感想: 沈夫人の料理人 (3)

沈夫人の料理人 (3)

沈夫人の料理人 (3)

  • 作者:深巳 琳子
  • 出版社:小学館
  • 好み:★★★★☆(★2つが普通)
美食家でサディスト気味の沈夫人と、腕はたつが気が弱くマゾヒスト気味の料理人、李三の繰り広げる料理コメディ。

沈夫人は気の弱い李三に無理難題を言って困らせ精神的に追い詰めるが、李三はどういうわけか沈夫人のことを心から敬愛し、夫人の全ての行動を美化し、追い詰められるほどに美味い料理を作る。
夫人は李三をいじめると言っても、美味い料理を食べれば賞賛の言葉を彼に与え、その緩急の具合で李三はどんどん夫人への愛情を高めていく。

奇妙にゆがんだ愛情の連鎖が、なんとも言えず滑稽でたまらない。
人がいじめられるのに、読んでいてやな気分にならず、むしろ笑みがこぼれてくる。そんな漫画はそうそうない。

投稿者 sike : 2005年08月25日 01:46

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