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2005年10月03日
感想: 少年少女ロマンス
- 作者:ジョージ朝倉
- 出版社:講談社
- 好み:★★★★★(★2つが普通)
投稿者 sike : 2005年10月03日 23:47
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IKKI連載の「平凡ポンチ」でジョージ朝倉を知り、彼女の著作を買いあさった。
もちろん面白くない(というかイマイチわからない)ものもあったが当たりは多い。
中でもこの「少年少女ロマンス」(全3巻)は今まで読んだ中で一番面白い。
簡単に言うと「異常なお姫様願望を持った少女とその娘の王子様になりたい少年のドタバタラブコメ」なのだけど、ストーキングしてみたりハサミ振り回してみたりやってることはかなりヤバい。
そんな狂気をギャグテイストで描きマイルドにしつつもグルグルと加速させたところで、急に力が抜けたようにロマンティックな陶酔が訪れる。ジョージ朝倉節とでもいうべきこの浮遊感が僕はとても好きだ。気持ちが良い。
狂気はロマンティシズムを引き立たせる最高の調味料になるのだなぁ。愛なんてそもそも狂気のようなものなのだから相性がいいのは当然かもしれない。